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すると、
「ねぇ?良かったらこれ、買ってみようよ!」
恵子からそう提案される私。
どうやら恵子も私と同じ気持ちだったらしい。
「うん!そうしよう!」
私も大きく頷くと、早速幾つか文香を手に取った。
こうして、文香を複数購入した私達。
けれど、お互いにどんな形で何の香りの文香を買ったのかは敢えて秘密にしていた。
何故なら、
「手紙を送った時、香りを嗅いでみてさ?何の文香か、香りの名前を予想するんだ。で、その返事で、自分が予想した名前を書いて……当ててみるの!どう?ちょっとしたクイズみたいで楽しそうじゃない?」
恵子がそう提案して来たからだ。
(面白そうだしいいかも!)
勿論私も、即承諾する。
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