156人が本棚に入れています
本棚に追加
郁哉の唇に口付けを落としたあと、郁哉のスウェットのズボンの上から中心を撫でる。
欲情してくれている証を確認したあたしは、スウェットの中に手を入れて直でそれに触れた。
「…っ、じゅり、あさんっ、ちょっ…、」
動揺する郁哉を他所に、あたしは躊躇うことなく口内に郁哉のそれを含む。
「…樹理亜さんっ…!だめ、だって…、やんなくていい、から、それっ…、」
郁哉はいつもこの行為を止めようとする。
あたしが嫌な思いをしてまで、それをしてほしくないと言う。
そんなのは郁哉の勝手な思い込みで、あたしは郁哉が思ってる以上に欲深だ。
──あたしからもうずっと離れられなくなればいい。
ただひたすらそんなことばかり思って願って、今も今までも行為をしていただけで。
でも、そんなあたしのエゴを郁哉は知らなくていい。
あたしは郁哉が達するまで行為を続けた。
最初のコメントを投稿しよう!