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郁哉に出会う前まではこんな行為、好きじゃなかった。
でも、郁哉にならしてあげたいと思うし、気持ちよさそうにしている郁哉を見ると嬉しくなるし、満たされる。
何より、あたしが郁哉より優位に立てる時間。
「…じゅ、りあさん…、まっ…て、」
付き合ってから何度かしてあげているうちに、郁哉が気持ちよくなるところを覚えた。
攻められるだけじゃなく、あたしだって攻めることはできる。
郁哉はあたしが常盤くんとの交流をよく思っていないみたいだけど、郁哉だって普通に女友達いるし、郁哉はあたしには勿体無いくらいの人で、この先何があるか分からないのに。
不安を心の奥で抱えているのは同じなんだよ。
「…は、ぁ…っ、」
「…ねぇ、きもち、いい?」
上目で郁哉の様子を窺えば、快楽に悶えながら首を縦に振る。
「…よかった。」
「…っ、も、やば…い…、」
あたしは郁哉のものだけど、郁哉もあたしのものだからね?
そんなことを思いながらより感じるところを攻めて、
そのまま最後まで導いた。
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