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うふ。
「ああっ、あっ、あっ・・・」
「うふ、先生。なァに驚いてるの?」
「おおおっ、驚くに決まってるだろ!! お、俺の、そ、創作の、理想のヒロイン『天音雅』が目の前に居るんだぞっ!!」
「そうよ、先生。私の名前は天音雅。身長162cm、体重58kg。スリーサイズは・・・、先生の頭の中にあるわよね?」
「ど、どうして、ヒッ、俺の、俺は、俺はおかしくなっちまったのか!?」
「狂ってなきゃ執筆なんてしないわよ。人間て生きものはね・・・」
「ヒッ、理想の、ヒッ、ヒロインが、目の、目の前にっ」
「あらやだ。ちょっと先生」
「ヒッ、ヒイイッ」
「興奮し過ぎよ、もう・・・」
「ヒッ、ヒグッ、ヒ・・・」
「馬鹿ね。パニックになって心臓麻痺で死んじゃうなんて・・・。先生が死んだら私も死ぬのよ? 本当に馬鹿な人・・・」
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