王妃の的確なツッコミ

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王妃の的確なツッコミ

 ああなんてこと。うちの子アカデミー国王の息子で、長男で、なのに、年上の女性と不適切な関係?  フランチェスカは、心の平穏を取り戻すのに、かなり必死になっていた。 「ご安心くださいまし。まだ、6歳の頃のお話でございます」  6歳でヘビーペッティングって。全然安心出来ない。 「問題は、7歳のお誕生日のことでございます」 「ええ!でもあの日!いい子で!あの子が狩りで仕留めた鹿を!捌いてみんなで食べたでしょう?!」  そう言って、フランチェスカはお茶を口に含んだ。 「時に殿下、鹿のあの部分を、どうされたのでしょうか?特に睾丸の部分は」 「おぶう?!捨てたでしょ?!あんな部分、普通食べないわよ?!」 「コッソリ、フェリックス様はお召し上がりに。鹿のあの部分には、調べましたところ、強い滋養強壮効果がございました」  魔王に電話で、リーゼロッテは聞いたのだ。  あああ。漢方だな。鹿の陰茎と睾丸は。まさか、勇者にでも食わせる気か?  魔王はそう言っていたが、もっと危うい少年だったのだった。鹿のそれを食べたのは。 「その日の午後、昼食を召し上がったフェリックス様は」  ちゃんと見せてよ。ああ綺麗だよ♡リーゼロッテのお腹♡  メイド服を捲り上げ、フェリックスはリーゼロッテのお腹に吸い付いていた。 「ああ♡お風呂入ってない、リーゼロッテのお臍♡」 「フ、フェリックス様!そこは♡あ♡」  お臍の匂いをクンクンしながら、リーゼロッテのパンツを弄んでいた。  うちの人ソックリ。お臍の匂いとか、嗅ぎながら指でオパンチュ♡指でたくさん♡  付き合いたての頃から、もうジョナサンはフランチェスカにしていた行為だった。 「その日は、(わたくし)のニャンニャンちゃんを弄ぶだけでしたが、夜になって」  ベッドの上で、足を伸ばしたフェリックスは、  メス顔で、股間に頭を突っ込んだ、リーゼロッテの目を見つめていた。 「ペロペロされながら♡リーゼロッテが僕を見てる♡あああ♡」  もう、お口でさせてたの?リーゼロッテのお口で。  計り知れないものを、フランチェスカは感じていた。 「絶頂に達せられたフェリックスのミニワンちゃんが、ピクピクしておりましたが、まだ出てこなかったのが、幸いでございました。そのまま満足するかと思いきや、フェリックス様のミニワンちゃんは、それはもうボッキンしておられて」  ソックリすぎ。うちの人と。  おっぱい飲み飽きて、おっぱいを指でムニムニして遊んでいた娘を感じながら、物凄い暗澹としていた。  ぼ、坊ちゃま!一体何を?!  素っ裸に剥かれ、仰向けにされたリーゼロッテは流石に、咎める声を上げた。  本気で叱れば、大人しく寝てくれるとは思っていたのだが、 「ごめんねえ?リーゼロッテ。もう、僕のはこんなになっちゃってるんだ」 「お尻を叩きます」  そう言って、体が動かないことを確認した。 「これ――は、移動阻害?――いえ」  不意に、黒い毒薔薇に戻っていた。 「うん。アストラルバインドって魔法。ちょっとだけ、動かなくなるから」  そう言って、フェリックスは覆いかぶさってきた。 「無理矢理はしたくないんだ。僕の最高の誕生プレゼントは、君のニャンニャンちゃんだ。おねだりするまで、今日は――ね?」 「僭越ながら、本気で叱ろうと思ったのですが」 「それは当たり前よ。リーゼロッテは悪くないもの。っていうか、私も引っ叩いてやりたい」 「ええ。しかし、全身を隈なく愛撫され、脇から腕の柔らかい部分を執拗に舐め上げられ、ニャンニャンちゃんを――ああされて、シーツに大量の粗相をした結果」  うちの人ソックリ。腋フェチなところとか。 「も、もう♡耐えられません♡」  リーゼロッテは陥落間近だった。 「じゃあ、おねだりして♡」  言われて、当時27歳のリーゼロッテは、7歳の子供に対して、ニャンニャンちゃんをにぱって広げて、 「どうぞ♡リーゼは、フェリックス様のリーゼになります♡」 「うん!うん!大好きだよ?!リーゼロッテ!」  散々ニャンニャンちゃんの入口を擦っていたミニワンちゃんが、ジュブジュブと侵入してきた。 「もう、物凄い快楽に、理性が飛んでしまいました」 「ごめんなさい。凄くよく解る」 「されど、その頃のフェリックス様はまだ7歳。執拗なドライオーガズムで、明け方まで」 「あああ」  フェリックスの7歳の誕生日?ああうん。まだお腹にアリアがいて、やっぱり明け方まで。 「その後、昼夜を問わず、フェリックス様は(わたくし)を求めて」 「あのー。リーゼロッテ?昼ご飯食べたあとで、あの子に、立ったまま?」 「はい。何故ご存知で?」  ただの経験則ですから。  多分、スカート捲らされて、ニャンニャンちゃんトロトロにしたあと、お腹に、凄く(あちゅ)いのが♡  ――嘘。これが、中に入ってくるの? 「メイド服のスカートを」 「ああ。ああ。うん」  エロ王妃とエロメイドは、今、精神が高いレベルでシンクロしていたのだった。  リーゼロッテが、本題に入ろうとしたところ、 「あ、あの人からメールが。ええ?!帰る?!ごめんなさい続きはあとで聞くから!アリア!お部屋でお昼寝する?!リーゼロッテ!体が空いたら、携帯で連絡するから!」  慌てながらも、妙に、ルンルンになっていた。
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