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僕の十代は、腐っていた。
そして、そのまま二十代になり、やがて時が経ち社会へ出た。
誰といても孤独に苛まれ、疎外感に身を置いていた。
それはおそらく僕以外誰も気づかなかっただろう。
一歩一歩急かされるようにして登る大人への階段は、周りの目というプレッシャーよりも、いつそこから足を滑らせ転落してしまうかの方が僕は怖かった。
身長が伸び、慣れないスーツを着て週に六日は働いた。
そういう自分の姿が立派だと思ったことはない。
鏡を見れば、いつでも暗い顔をしている。
こんな人生がまだ六十年も続くのだと思うと、僕はうんざりだった。
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