クソジジイの青春

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近藤 いやいやいや‼︎どうせ寝てたら目が合うことはないんだし、そもそもひんぱんに会うような奴じゃないんだからこのくらい大人しくしてたらなんとか… 平田 …で中国は人口が世界一なんだな。    中国といえば俺は若い頃女房と中国に行ってて、昔は良かったなあ… 近藤 うわ、また出た女房自慢。ほとんど興味ねえってのに… 心の声 そう、あれは数十年前のことだった… 近藤 あれ⁉︎全然目合わせてないのに、無条件にクソジジイの心の声聞こえる…⁉︎ (若い頃の平田、花恵、教室の空いているスペースへ登場) 平田 いや、なかなかに食べたな… 花恵 そうねえ、やっぱり来たからにはいろいろとその土地のもの食べておきませんとねえ。 平田 そうだなあ。やっぱり本場の味っていいもんだ。来てよかっただろう?花恵 (近藤の第一声は平田と若平田が似ている系統の顔立ちなら「あんまし変わってないけど…これもしかして若い頃の平田…⁉︎」 若平田がイケメンだった場合は「もしかして若い頃の平田⁉︎時間って残酷…」) 近藤 ってことはハナエさんって奥さんで… 花恵 そうよねー、忍くん。 (近藤、吊り下がっている平田の名札を見る) 近藤 そうかクソジジイとしか言わないから忘れてたけどシノブさんか、そんなふうに呼ばれてたんだ… 平田 って感じでいろいろと中国のもん食べてきたんだ女房と一緒に。あいつは少食だったから細かったけど、お前らはタピオカだのなんだの太るんじゃねえか…⁉️ 近藤 うーわ通常運行だった。に、にしてもクソジジイって、もしかして奥さんとめちゃくちゃいい仲だったんじゃ… (他の生徒と話している平田。近藤とは違う席の方を向いている様子) 平田 俺は、お前らなんて、ひとつも興味なんてありません。強いて言うなら可愛い子しか覚えていません。 近藤 最悪だこいつ… 平田 ちなみに、君のことじゃない。 (指をささず、近藤とは違う全体を見て) 近藤 なんだこいつ… 平田 俺は、愛妻家なんです。地理と同じくらいに、女房とは仲がいいんですゥー❣️ 近藤 何なんだ今日ほんとに… 心の声 俺がそんなに女房のことを好きになったのには深いわけがある… 近藤 うわっ、まずい回想に入った‼︎
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