7人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
第12章
第12章
手紙をしたためた。
いわゆる、「ラブレター」。
もうやるしかない。
書き始めた。
自分が、好きになった経緯を。
「あなたのことが、好きです」と。
「結婚を前提」としてお付き合い下さいと。
貯金もそこそこした。
住み家もある。
仕事もプロフェッショナルの領域まできた。
今、告白しなくてどうする?
もうこの歳になると、こんなチャンスはないぞ。
結果なんて気にするな。
当たって砕けろ!だ。
そう、自分の心に言い聞かせた。
最初のコメントを投稿しよう!