第6章

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第6章

第6章  嗚呼。  アリサさんのことが、好きになりすぎて、たまらない。 誰かに聞いてもらいたかったのだが、恥ずかしくてこんなの両親に相談をする年齢でない。 自分の人生。周りの助言は大切にしなきゃいけないが、決断は自分がしなきゃ。  気持ちを紛らわすように、  「そうだ、今日も帰りに近所の果物屋さんに寄って、孤独を紛らわせよう」 と、毎日、日課になったコンビニの帰りに、同時に果物屋さんにも通いつめた。  それが運のつきだった。
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