痩せたい女

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痩せたい女

「はぁ……痩せないわ………」 バイト帰りに近くの公園で1人ため息をついた。 「おデブなお姉ちゃん、痩せたいの?」 砂場で遊んでいた子供が話しかけてきた。 「僕疫病神、みんなを不幸にして遊んでるの。おデブなお姉ちゃん、太らなくしてあげる。」 「太らないなら最高じゃない!」 私はバクバク食べても太らず、毎日体重が落ちた。それを恐怖に感じるのは早かった。 「疫病神!このままじゃ痩せたら駄目なくらい痩せちゃう。」 「あーはっはっはっは!ぶぁ~か。そうしたんだよ。僕は疫病神だよ。」 「タスケテ!タスケテ!」 「じゃあ今度は、痩せれなくしてあげる。」 水しか飲んでないのに太っていく。もう駄目だ。35キロまで痩せたのが今は150キロ。あの疫病神に人生終わらされた。 「まったく、僕と砂場遊びもしてくれないなんて、つまらないお姉ちゃんだったよ。」
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