中間雄輔

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 まじか!ごめん、まじごめんと中間に謝罪した吉川と玉井。でも…と2人は顔を合わせてニヤッと笑った。  「でも……女子に告られるなんて羨ましいぞこのモテ男が!!」  そう言って玉井はもう一度右足をセットし、今度は足先で睾丸の下を狙った。大きな足で敏感なところを刺激され、中間は悶絶していた。  「ちょ、俺、マジでモテてない、モテてない。  その告白を断った日から、クラスのほとんどの女子に俺、無視されてるんだぜ??  あっちょ……はぁはぁ……も、もうやめろって、痛いのかくすぐったいのかわかんねぇ、ああっなんかちょっと…変な感じ……っ、やめろっ。」  「吉川もっとしっかり押さえてろ。まだまだ、許さねぇ、このまま抜いてやる。」  玉井は笑いながら、俺、兄ちゃんに毎日電気あんまされてるからうめーだろ?と続けて、中間の敏感なところを的確に突いていた。  冗談じゃない、そんなことされてたまるかという思いとはうらはらに、中間の分身はもうすっかり立ち上がっていた。玉井の攻撃はめちゃくちゃ上手かった。  「あぁ…… もう…… ちょっ……… やめろっ…… くっ………」  背後で押さえている吉川は、中間の体温の上昇と同時に薫ってくる汗の匂いとその横顔を見て、やっぱり中間ってイケメンだなと思っていた。吉川自身も少し変な気分になっていた。
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