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「やったね!俺の勝ちぃ♪」
「いやいや、今のはノーカンでしょ」
先に地面に降りてしまったタムは片目を閉じ、ぴょんぴょんとジャンプし、股間の痛みを流しながら言った。
智人は、お前ちんこでけーな!こんなでかかったぞ!と言って掴んだ手をみんなに見せていた。
ヤンもガリレオもおおー!っと興味津々で見ていた。ヤンは、タムのこんな格好初めて見たぞと、笑っている。
智人は、自分のズボンの前の部分と掴んだ手を見比べて、言った。
「なぁ、タムってやっぱりベトナム人だからちんこでけーのか?」
「知らねぇよ!比べたこともないし!てか痛え〜」
タムがしかめっ面をしながら、智人にお前ってマジでキモくて変なやつだよなとため息をついていた。
智人が、キモイってなんだよーとタムにヘッドロックをかけた。
そして、今日お前ん家に遊びに行ってもいい?と言うと周りで見ていたヤンとガリレオが、俺も行く俺も行くと盛り上がっていた為、タムは断るに断れず、決行となった。
まだ、決勝戦が残っていたが予鈴が鳴り、お流れとなってしまった。
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