グエン・ルウ・タン・タム

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 タムの家は、マンションの1階だった。エントランスで呼び鈴を鳴らしてオートロックを解除するシステムらしかった。  智人とガリレオは、この様なマンションに入るのは初めてだったので、すげーすげーとはしゃいでいた。  ヤンは、お前ら静かにしろよと言って、人差し指を口に当てた。そして、ヤンが呼び鈴にタムの部屋番号105を入力したら、タムが出たので中にはいった。  「まだ親は帰ってこないから適当に上がって」  智人達は、お邪魔しますと言って、タムの部屋に向かった。スパイス臭もないし、置物もなく、普通の家の中だった。  タムの部屋はきれいに片付いており、勉強机やテレビ、本棚など一通り揃っていた。本棚には、様々の漫画が揃っており、テレビの下にはSwitch他、テレビゲームがたくさん置かれていた。  「あ、俺、これなら持ってるよ!」  ガリレオが、めざとく自分の所持しているスマブラを見つけ、やろうやろうと言い出したのでみんなで遊ぶことになった。  だが、ガリレオはあんまり強くなく、4人対戦でほとんど最下位であった。
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