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「なあ、スタンザ?」
「なあに?オースター?」
2匹のスカンクが、街を彷徨いていた。
「ここって何処だよ?!」
「街の中だよー!!」
「スタンザ!!ここは街の中は解ってる!!だからぁ、何の辺なんだよ?!」
「知らんがなオースター。」
「んもぉーー道に迷っちゃったよーーー!!」
この2匹のスカンク、
「ひいいっ!!クマ!!」
「クマだって?!こんな街に・・・ほ、本当だー!!」
2 匹のスカンクは、この街の中をノッシノッシと歩き回る獰猛なクマを発見して、顔を見合せた。
「どうしよう・・・あのクマと目が合っちゃった!!」
「き、気のせいじゃないの?!
もし俺等がクマと友達になった時・・・って、興奮して俺のケツの穴が歯がゆいんだけど?!」
「もしかしたら、君も?!
僕は・・・えっ?!あのクマ見覚えがある!!
おーーーい!!バイオレットーー!!」
「ええっ!!あの獰猛なクマと仲良しなの?!オースター?!」
「うん!!スタンザ!!あのグリズリーのバイオレットが、この街にやってきた何て、奇遇だなあ?!
おーーーーい!!バイオレットーー!!
逢いたかったぜーー!!」
「おおーーーい?!オースターーー!!
君もこの街に来たのか!!
おいら、この人間の街にやって来たら、
人間達が逃げちゃって、しかも人間達が武器を持っていじめてくるの!!
なんとかしてーーー!!」
「ぎくっ!!」「ぎょっ?!」
目の前にクマ・・・グリズリーのバイオレットの巨大な顔が目を潤ませて2匹に迫っていたのだ。
「うわっ母性本能?!スタンザ、どうしよう。」
「どうしようって、オースター!!ぶっ!!獣臭い吐息が!!」
「って、俺達だって獣じゃないか!!け、ケツが!!」
「頭がパニックになってケツの穴が!!」
スカンクのスタンザとオースターは騒ぎ以来収拾がつかず、ずーーーーーーーーーーーっと逆立ちを支えている前肢が疲れてぷるぷるぷるぷるぷるぷると震えていた。
「あっ・・・」
「ああああ・・・」
「出そう・・・」
「ガスが・・・」
「ええっ・・・・・・!!またこのケツ末?!」
クマのバイオレットは、とっさに鋭い爪で大きな鼻を塞いだ。
ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!
そして1つの街がまた滅亡した。
ただ、スカンク2匹とクマだけを残して・・・
~THE END~
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