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取り乱して逃げ惑う通行人。
勢い余って、転倒する人。
安全な店舗の中になだれ込む通行人達。
自分だけ助かりたいが為に各場所で暴動が起こり、
逃げ惑う通行人を避けようとして、車が避けきれずに建物に突っ込み、多重衝突が起こり、所々に火の手があがった。
「助けてぇーーーー!!」
「まだ死にたくねぇーー!!」
「クマこわーーーーい!!」
「まだハンターは来ないのか!?」
街の中に大パニックを引き起こした巨大グマは、尚も街の中を彷徨いてノッシノッシと行脚していた。
「ん?!」
「突然、あのクマ・・・こっちを振り向いたぞ?!」
クマはムクッと立ち上がると、住民達の方を向いて仁王立ちした。
がおーーーーーーーーーっ!!
「ひぇーーーーーー!!あのクマ、こっちに向けて吠えた!!」
「ぎゃーーーー!!クマに殺されるーーー!!」
その時だった。
「あっ!!」
「あれは!!」
ババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!
「ヘリだ!!」
「ヘリコプターだ!!」
「ヘリコプターがこっちにやって来るぞ!!」
ブロロロロ・・・
キキッ!!
「今度はワゴンから銃を持ったハンターが降りてきたぞ!!」
「た、助かった!!」
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