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「あれ?さっき僕の心を返しにきたって言ってたよね!あれセフレにしか言って無かったんだけど、セフレにきいたの?」
「セフレ?お前、俺以外の男と寝たのか?」
「あ、ごめんなさい!だって旬結婚しちゃったし寂しかったんだもん、旬に似ていたんだ」
「ククク、ああ〜おかしい!ハハハ、お前、まだ気づかないのか?」
「え?まさか昨夜のセフレは旬?」
「ふふ、そう!俺」
「何で昨夜言ってくれなかったの?」
「だってお前かってにセフレにしちゃうんだもの面白いからなりすました!瑞稀の本心も聞けたしな」
「僕の本心?」
「一生俺しか愛せないんだって?」
「え、そんなこと言ったの?本人に?恥ずかしい」
「何が恥ずかしいの?俺も一生お前だけだよ!瑞稀手を出して」
「え?なんで?」
「いいから」
旬は指輪を瑞稀の指にはめた。
「ほら、俺も、マリッジリングだ。これで瑞稀は一生俺のパートナーだ!瑞稀、愛してるよ」
「えー!夢みたい。旬、嬉しいよ、心から嬉しい!僕も愛してる」
瑞稀は涙を浮かべて幸せを噛み締めた。
やっぱり物語のようにハッピーエンドだ。
僕がこんなに幸せになれたのも、物語で愛を知ったからだ。
BLの神様ありがとう
おわり
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