僕の心を盗まないで

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ある日、夜中にふと目が覚めた。 なんだ!これは 虹色の光が部屋いっぱいに覆っている。 怖い!異世界に連れて行かれるんだろうか。 怖くて布団にもぐって寝たふりをしていたらいつのまにか眠っていた。 目覚ましで起こされた。 あの光は無くなっていた。 あれはなんだったんだろう?ここは異世界じゃないだろうな、窓を開けて外を見てみた。 ああ、よかった!いつもと変わらない景色だ。 夢だったのか?いやあれはリアルすぎた夢じゃない。 今晩もあの光はくるのかな?怖いよ〜 あれ?僕怖がっている?こんなに怖いという感情初めてだ。 取り敢えず仕事に行かなければ、今晩はどうしよう!すぐ逃げれるように寝なければいいんだ、そうしよう。 出社すると、今月の成績もトップで課長から褒められた。 僕は昨夜の事で頭がいっぱいで、合わせて喜ぶのを忘れていた。 「桜君どうしたの?具合が悪いなら帰ってもいいよ」 「あ、すみません!大丈夫です。ありがとうございます」 「桜君、今日は外は暑くてきついから身体の調子悪そうだし外回りは行かなくていいよ」 「はい!有難うございます。約束したお客様がいらっしゃいますのでそこだけ回って来ます」 いけない!いつものように明るく振る舞わなければ、会社で一日中人に合わせているのは辛い、外回りの方がいい。
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