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「そんなことない!旬は本気で僕を愛してくれた。どんな事があっても俺を信じろと言った」
「もう無理なんだよ!お前がどんなに望んでも手の届かない人なんだよ」
「そんなぁ〜!旬は信じろと言ったもん」
「お前は俺のものになれ、俺が丁度いいんだ」
「やだ!僕は旬を信じる」
「そんなに言うんなら自分の目で確かめてこい!旬は明日結婚する」
「え〜!いやだ、いやだ、旬ウソでしょう?」
「行けばわかる」
「嫌だ行かない、信じない!健司なんか嫌い帰って」
「式場の住所、携帯に送ったから気が向いたら行ってこい。じゃあな帰るよ」
旬が結婚しちゃうなんて嘘だ!
でも、本当だったら旬しあわせなのかな?行ってみようかな幸せそうなら祝福しないとな。
式場に来てしまった。
あ!出て来た。
旬カッコいい、新婦はあの綺麗な女の人なんて名前だっけ、あ、美智子さんだ!ふたりともモデルさんみたいお似合いだ。
健司の言う通り僕はやっぱり遊ばれたんだな、旬、酷いよ!諦めるしかないんだね、涙が溢れてくる。
旬、お幸せに!
物語なんか嘘ばかり、現実は最後結ばれないじゃないか。所詮物語だ現実とは違う、バカだな僕は大馬鹿ものだ!物語のようになるんじゃないかと期待しちゃった。
今日は飲まずにはいられないな!いつものバーに行こう、旬のバーだけど酔っ払って恨みつらみでも言って来るか。
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