僕の心を盗まないで

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僕は桜瑞稀(さくらみずき)、広告代理店の営業マンだ最近は飲食店まわりをしている。 まあまあ成績はいいほうだ何回か表彰もされている。 外見もいいほうだと思う、昔から結構モテるから女には不自由しない。 でも長続きはしない僕は昔から喜怒哀楽があまりない、感情が少し欠けているのかな?いつも何処か覚めた自分がいてただ相手に合わせているだけ、だからそこに恋愛感情はない。 僕にとって女はセックスの相手でしかない。 でも女達は僕に愛情を求めてくる僕は人を愛せない無理なんだ。 だからそんな付き合いにも疲れてくるし、相手にも伝わるんだろう今も女と別れて来たばかりだ。 だから僕は恋愛をしたことがない。 人を心から愛するってどうなるんだろう?憧れることもあるけど、まあ僕には無理だ。 仕事は相手に合わせるのはお手のものだから順調だ。 仕事を終えて行きつけのバーでひとりで一杯飲むのが至福のひとときだ。 このバーはバーテンも僕をそっとしておいてくれるからゆっくりできる。 ああ、もう恋愛なんかめんどくさい。 でも、別れは少し困るなセックスの相手がいなくなっちゃった。 セフレにしようかな! これが僕の平凡な日々だ、感情が無くたって上手くやっていると思う。 さあ、明日も元気に働くためにもう少し飲んで帰ろうと
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