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「ありがとう、ギャラクシィマン!!」
巨大怪獣を倒した我らがヒーローが、どこから来たのか自分の星へと帰っていく。
その姿を見送り、俺は大きなため息を吐く。
「……いちいち遅れてこねぇで、どうせ通うなら怪獣がいなくなるまで常駐してろよってんだ。」
地球防衛軍には中途採用で入った。
もともとはホテルマンをしていた俺。
何故、地球防衛軍に入隊したかと言うと……。
勤務していたホテルが、怪獣に踏み潰されたのだ。
地球は危機に瀕している。
そもそもどこから現れたのか、何のために現れたのかも知らない巨大生物、所謂『怪獣』が幾度となく各国を危機に陥れてきた。
そんな中現れたのが、こちらも何のために、どこから現れたのかも知らないヒーロー『ギャラクシィマン』である。
彼の目的が全く読めない。
怪獣を倒すことで彼に何のメリットがあるのかも分からない。
それでも、我ら地球防衛軍が彼を援護する、その理由はただ一つ。
『怪獣を倒してくれるから』である。
願わくば、倒した怪獣の始末もきちんとやってから帰って欲しいものだが、そこは倒してくれるだけ良しと言うことにしよう。
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