俺は地球防衛軍

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怪獣が現れ、住民たちを避難誘導し、自分たちは遠くに離れてミサイルで怪獣を攻撃。 しかし全く効かず、結局ギャラクシィマンの登場を待つ。 双方の戦いを固唾を飲んで見守り、決着の後は後始末。 「……な~にやってんだか、俺は。」 誰も役にも立たないような仕事を、世界のためとか言ってやっている俺たち地球防衛軍。 その名前だけ見ればカッコよく聞こえるが、結局地球を防衛しているのは俺たちではなく、ギャラクシィマンなのだ。 「報われねぇなぁ……俺たち。」 今日も、隊服をべたべたに汚してまで、怪獣の後始末。 始末をした日は、肉は食えない。 こんな思いをしても、誰からも感謝されない。 それが、俺たち地球防衛軍。 だってそうだろう? 俺たちが後始末している場所は、もう人が住めなくなった、瓦礫の山なのだから。 「隊長から話、聞いてるか? 怪獣が強くなってきてるから、装備と退避経路の見直しを怠るな、だってさ。」 同僚がやる気なしの俺を気遣って、連絡事項を復唱してくれる。 「はいよ。とりあえず退避経路だけは見とくかな。どーせ怪獣とヒーロー様が荒らしまくるんだろうしな。」 俺は、仕方ねぇな、と渡された書類に目を通した。
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