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♯ 30
燈矢( こ ... )
燈矢( 此処が ... 七瀬ん家 ... ? )
燈矢「 やっぱこの住所誰かのと間違えてんだろ 」
燈矢「 流石に彼奴がこんなとこ ... 」
「 だっ、大丈夫です !!!! 」
「 大丈夫だってば !!!! 」
燈矢「 ... 」
トントントンッ
" 404号室 "
燈矢「 ... 表札ねぇな ... あ !? おまけにポストもねぇじゃねぇかっ !? 」
燈矢「 ... えぇ ... 」
... ピンポーン
... シーンッ ...
ピンポンピンポンピンポンピンポン
シーンッ ...
燈矢「 ... 帰ろ 」
ガチャッ
ギィッ
燈矢「 ! 」
魁里「 は ... い ... ゴホッ 」
燈矢「 !? 」
魁里「 ... 」
魁里「 っっ !?!?!?!!?? 」
魁里「 い" や" ぁぁぁぁぁぁっっっっっ !!!! 」
燈矢「 っるっさい七瀬 !!!!! 」
バンッ
魁里「 なっ、何、なんで !? なんであんたが此処に居るの !?!??! 」
燈矢「 否、プリント届けに ... 」
魁里「 信っじらんない !!! 莫迦 !!! 変態 !!! 」
魁里「 帰って !!!! 」
燈矢「 ブチッ 」
ガッ
ガチャッッ
燈矢「 てめぇ ... 折角来てやったのにその態度とか巫山戯んなィ 」
魁里「 っ ... /// 」
燈矢「 チッ ... 」
魁里「 は、入ってこないでよっ ...( グラッ 」
燈矢「 はっ !? え、ちょっ !!! 」
ガッ
魁里「 プシューッ ... 」
燈矢「 っ ... えー ... 」
・
バサッ
燈矢「 くそっ、んで俺が ... 」
燈矢( ... 七瀬 ... いい匂いがする ... って何考えてんだ俺、変態かよ ... )
燈矢「 っしょと 」
燈矢「 ふーっ ... 」
燈矢「 ... 」
魁里「 ハァッハァッ 」
燈矢( ... 此奴 )
燈矢( 1人で此処に住んでんのか ... ? )
燈矢「 御前、ちゃんと病院とか行ったのかィ ? 」
魁里「 っ ...( コクッ 」
燈矢( ... かぶれてんな )
ペリッ
燈矢「 なあ、冷えピタ何処でィ 」
魁里「 ... 」
燈矢「 ... ひえぴた ... 」
魁里「 お ... 押入れ ... 右下 ... 」
燈矢「 押入れの右下 ... ? 此の棚か ... ? ... あけんぞー( ゴソッ 」
ガラッ
引き出しの中にはなんとっ ★
下着がいーっぱい入ってるじゃないかっ ★(
燈矢「 バンッッッ 」
燈矢「 ... 見てない、俺は何も見てない、よし 」
燈矢「 ! 」
燈矢「 んだよ、棚の上置いてあんじゃねぇか ... 」
バラバラッ
燈矢「 うおっ !? 」
燈矢「 ... DVD ... ? 」
" 全国吹奏楽コンクール・個人部門 "
燈矢「 ___ ... 」
・
燈矢「 ペタッ 」
魁里「 つめたっ ... 」
燈矢「 冷えピタだから当然だろィ 」
燈矢「 ... さてと、そろそろ帰 ___ 」
燈矢「 ... 此奴置いて帰るのもなんかなぁ ... (汗) 」
燈矢( ... そーいや俺 )
燈矢( 此奴のことなんも知らねぇな ... )
燈矢( まあぶちょーのこともそんな知らねぇけど ... )
燈矢( んと ... 部活入ったのはプロデビューした時の話題作りの為
だったっけ )
燈矢( ... あれ ... ? )
燈矢( 知ってんのそれだけか ... ? )
燈矢「 ... 1ヶ月もびっちり一緒に演奏してたってのに ...( ガシガシッ 」
燈矢「 ... なー、このDVDみていー ? 」
魁里「 ... 」
燈矢「 いいな ? よし 」
ガーッ
燈矢「 ヘッドホンヘッドホン ...( ゴソッ 」
燈矢「 やっぱ持ち歩いとくべきだなこういうの 」
燈矢( 初めて此奴の演奏聞いた時は ... なんか只「 すげぇ !!! 」って感じ
だったけど )
燈矢( 今ならもっとちゃんと聞けっかも )
ザーッ
ザザッ
« 続きまして、エントリーNo.14 »
« 七瀬魁里 »
« ___ 小さな恋のうた »
燈矢「 ち、小さな恋のうた ... 此奴が ... 」
・
___ « 魁里の過去 »
「 ご病気ですってね 」
「 まだお若いのに 」
「 トランペットの師匠は祐菜さんが継ぐそうよ 」
「 祐菜さんが !? 祐菜さんって腕前はプロ級だけど ... 人見知りすぎて
教えられないんじゃ ... 」
魁里「 っ ... 」
祐菜「 っ ... うっ ... ううっ ... 」
魁里「 ... お母さん ... 」
祐菜「 ! 魁里 ... 」
魁里「 あっ、あのね !! 僕、トランペットで曲作ったの ! 聞いてくれる ... ? 」
祐菜「 ! 」
___ パパッ
魁里「 ... チラッ 」
祐菜「 ... 素敵な曲 ... 貴方まだ5歳でしょ ... ? 」
祐菜「 凄いわ、魁里はトランペットの天才ね 」
祐菜「 ありがとう、聞いてたらお母さんなんだか元気出てきちゃった 」
魁里「 ほ、ほんと ... !? 」
祐菜「 ええ、お母さんも頑張らなきゃ 」
祐菜「 魁里がいつも笑顔で居られるようにね 」
魁里「 ! 」
___ 祐菜「 えぇっ !? 辞めるっ !? 」
「 えぇ、私達が弟子入りしていたのは、師匠があの玲緒さんだったから
であって 」
「 祐菜さんについていく気にはなれないんです 」
祐菜「 そんな ... 」
「 それに ... 正直祐菜さん 」
「 師匠とか、指導者の器じゃないと思います 」
祐菜「 ッ ... 」
__ 「 聞いたか、また大分辞めたらしいぞ 」
「 指導者の責任だろ、腕並みはプロ級だけどいざ指導しようと生徒の前に
立つと一言も喋れない 」
「 ... 七瀬のトランペットももう落ち目だな 」
祐菜「 ッ ... 」
魁里「 ... 」
__ 祐菜「 違うっ !!! そうじゃないでしょ !!!! 」
祐菜「 ハッ 」
祐菜「 ご、ごめんなさい、きつく云いすぎね ... 」
祐菜「 お母さん一寸疲れてるのね ... 」
魁里「 ... だっ、大丈夫 !!! もっと厳しくしたって大丈夫 !!! 」
魁里「 僕、もっともっと上手くなりたい !!! 」
祐菜「 魁里 ... 」
「 指導者の責任だろ 」「 七瀬のトランペットももう落ち目だな 」
魁里( ... 二度と )
魁里( そんなこと云わせない ... !!! )
魁里( 僕がもっと上手くなって、凄い指導者になれば )
魁里( きっとお母さんの助けになる )
魁里( 支えになれる )
「 凄いな、七瀬の指導者の跡継ぎの子、またコンクールで1位なんだって 」
「 天才少女って話題だもんな 」
「 あの子ばっかり1位って ... 裏で何かあるんじゃないの ? 」
「 魁里ちゃんってなんでそんな1人で必死なの ? 」
「 真剣すぎて怖いよ 」
魁里「 ... ゴシッ 」
魁里「 ... グッ 」
____ パーッパパパッ
「 おぉ ... 」
_ 「 いやぁ、噂には聞いてましたけど、七瀬にあんな立派な跡継ぎが
居たとは 」
「 本当にいいもの聞かせて頂きました 」
祐菜「 ありがとうございます 」
「 ... 家元 」
「 あの子は七瀬のいい看板になりますよ 」
「 潰したりしないでくださいねぇ ... ?( ボソッ 」
祐菜「 ... え ... 」
「 あの子は七瀬の最後の希望ですよ 」
「 幾ら此処まで七瀬を貶めた祐菜さんでも ... 娘の教育ぐらい
できるでしょう ? 」
「 何も出来やしないだから ... 」
「 跡継ぎぐらいしっかり育ててくださいねぇ ? 」
___ 祐菜「 違うっ !!! 」
祐菜「 何度も云わせないで !!! そこはもっと気持ちを込めて吹くの !!! 」
祐菜「 貴方は凄く上手だけど、自分勝手に演奏しがちよ 」
祐菜「 指導者の跡継ぎがこれじゃ困るでしょう 」
魁里「 ? お、お母さん何かあった ... ? 」
魁里「 なんか今日 ___ 」
祐菜「 レッスン中は " 先生 " !!!! 」
魁里「 ビクッ 」
祐菜「 もう一度最初から !!!! 」
魁里「 ___ ... はい 」
__「 えー、魁里ちゃんまたトランペットぉ ? 」
「 つまんないのー 」
「 もういいよ、行こー 」
魁里「 ... 」
__ 祐菜「 違うでしょう !!!! 此処はもっと ... !!!! 」
魁里「 ... 」
___ 魁里「 グスッ 」
魁里「 ポロポロッ 」
_______ 祐菜「 貴方っ、ねぇ貴方っ !!! 」
祐菜「 凄いわよこの曲、魁里がジブンで作ったんですって ! 」
玲緒「 魁里が !? 凄いなぁ、もうお父さんやお母さんより上手いじゃないか 」
祐菜「 魁里のトランペット聞いてると、なんだか幸せな気持ちになるわね 」
玲緒「 嗚呼、凄い才能だぞ ! 」
玲緒「 魁里のトランペットできっと ___ 」
「 皆幸せにできる 」
魁里「 ... 大丈夫 」
魁里( 遊ぶ友達が居なくたって )
魁里( 誰に何を云われたって ___ 。 )
___ 「 ねぇねぇ七瀬さんっ !!! 」
「 もう入る部活って決めた ? 」
魁里「 え ? 」
「 なんかこの学校全員なにかの部に入るって決まりらしーよ 」
「 それでうち等これから見学に行くんだけど ... 」
「 よかったら七瀬さんも一緒にいかない ? 」
魁里「 ! 」
魁里「 う、うん行く !!! 」
「 あははっ、元気 !! 」「 行こー ! 」
魁里「 ... ✨ 」
___ 祐菜「 ... 部活 ? 」
魁里「 うんっ ! 皆入らないといけないらしくて ! 」
魁里「 と、友達と美術部入ろうかなって 」
魁里「 美術なら手の怪我もないだろうし ... 」
祐菜「 部活なら貴方だけ特別に入らなくていいよう、先生に御願いして
おいたわよ 」
魁里「 ... え ... ? 」
祐菜「 そんなことより早く練習なさい 」
魁里「 ま、待ってよ、なんでそんな勝手に ... 一言ぐらい僕に ... 」
祐菜「 スッ 」
魁里「 ッ ___ 」
__「 え、あ、そうなんだ ? 」
「 なんか大変なお家なんだねー ... 」
「 あ、じゃあ私達これから部活だから 」
魁里( ... 大丈夫 )
魁里( 別にそこまで部活やりたかった訳じゃないし )
魁里( このまま必死に吹いていけば )
魁里( 吹き続ければ )
魁里( きっと ___ )
__ 魁里「 竜星高校 ... ? 」
魁里「 竜星高校って確か音楽のエリート高 ... 」
祐菜「 ええそう、貴方の行く高校に決まったから 」
魁里「 え !? 」
祐菜「 後は竜星で特待生を取る為にコンクールにも出るわよ
それで1位を取れば ... 」
魁里「 ち、一寸待ってよ !! 」
魁里「 別に竜星に行くのは構わないけど ... なんで全部勝手に決めちゃうの ?
少しくらい僕に相談してくれたって ... 」
祐菜「 何故貴方に相談する必要があるの 」
魁里「 ッ ... な、ぜ ... って ... 」
祐菜「 スッ 」
魁里「 ! 」
魁里「 ま、待ってお母さん 」
魁里「 ねぇッ ... 」
魁里「 少しは僕の話を聞いてよッ ... 」
魁里「 ッ ... 」
魁里「 ちゃんと僕のこと見てよ !!!!! お母さんッ !!!!! 」
祐菜「 ... 」
祐菜「 早く練習しなさい 」
魁里「 ... 」
____ ピーッピッ
「 なかなかですね 」
「 ええ、次は確かトランペットの ... 」
« エントリーNo.14 七瀬魁里 »
« 小さな恋のうた »
「 !? 七瀬祐菜の娘か !? 」
「 噂の天才少女ですね ... 」
「 聞くのは初めてですけど ... 小さな恋のうた ... 」
「 あの天才少女が演奏する小さな恋のうた ... ねぇ ... 」
「 どんな演奏になるのやら ... 」
魁里「 ... 」
魁里( レッスン中は少しでも違う吹き方をしたら叱られる )
魁里( だったら絶対止められないこの舞台で ___ )
魁里( どうか )
魁里( 繋いで )
魁里「 バァッッッ 」
祐菜「 !? 」
「「 !? 」」
「 なっ、なんだこの曲は !!!! 」
「 小さな恋のうたじゃないぞ !!! 別の曲だ !!!! 」
「 聞いたことのない曲だ、自作曲か ... !? 」
「 エントリーと違う曲は失格だぞ !!!! 」
「 っ、しかしこれはっ ... 」
魁里( 伝われ )
魁里( 伝われ伝われッッッ !!!!! )
バッバァッパパッパパパッバッ
魁里( 僕は )
魁里( 僕は只 )
魁里( 前みたいにもう一度 .... )
魁里( 笑ってほしかっただけなのにッ ... )
___ バンッ
魁里「 ... ハァッ 」
「「 っ ... 」」
... ドッッ
ワアアアッ !!!!!
「 此れで ... まだ15歳っ ... 」
ワアアアッ !!!
魁里「 お母さんっ ... 」
祐菜「 ... 何を ... 考えているの ... 」
祐菜「 こんなことしてッ ... 」
魁里「 おかあさ ... 」
祐菜「 触らないで !!!!!( バシッ 」
魁里「 ッ ... 」
祐菜「 ... 貴方には判らないでしょう、指導にしても演奏にしても、
才能がある者を才能がない者が背負う重みが ... 」
魁里「 でもお母さんの演奏は凄くっ ... 」
祐菜「 どう頑張ったって貴方には敵わない 」
祐菜「 ... 貴方のトランペットはまるで凶器だわ 」
祐菜「 平気で人の精神をぶち壊す ... まるで 」
祐菜「 ドグラ・マグラのようね 」
魁里「 ... 」
魁里( ... 届かなかった ... )
魁里( 届かなかったッ ... !!! )
魁里「 ポロッ 」
・
ザーッ
燈矢「 ... ポロッ 」
燈矢「 あれ、なんで俺泣いてんだ ... ?( ゴシッ 」
ドッドッ
燈矢「 ! 」
ドッドッドッドッ
燈矢( 此奴 ... )
魁里「 スーッ ... 」
燈矢「 ... 」
___ チュンッチュンチュンッ
魁里「 う ... ん ...( ムクッ 」
魁里「 ... 」
魁里( あれ ... 昨日確か彼奴が家に ... )
魁里( 夢 ... ? )
魁里「 ヨロヨロ ... 」
魁里「 ! 」
燈矢「 スーッ 」
魁里「 はっ !?!?!?!!?( バンッッ 」
燈矢「 七瀬煩い ... 」
魁里「 なっ、ななっ、なんっ ... 」
燈矢「 あ" ー ... 何、目覚めたのか ... 今何時 ... 」
魁里「 なんであんたが此処に居んの !?!?!? 」
燈矢「 なんでって ... 病人1人置いとく訳にもいかねーじゃん ...
ふぁぁ ... ねみぃ ... 」
燈矢「 すげー熱もあるっぽかったし ... お、7時か 」
魁里「 だ、だからって何平然と人ん家に ... 」
燈矢「 別になんもしてねーよ ま、そんだけ元気あるなら大丈夫でしょ 」
燈矢「 熱は ...( スッ 」
燈矢「 ねーな 」
燈矢「 んじゃ俺ガッコ行くわ ...( フラフラ 」
魁里「 え" っ、ちょっ ... 」
燈矢「 取り敢えず御前は今日1日ゴロゴロしとけば 」
燈矢「 お大事に 」
魁里「 まっ、待ってよ !!! 」
魁里「 ... な、なんで何も云わないの ... 家のこととか ... 」
燈矢「 え、あー ... 」
燈矢「 演奏家って案外もうかんねーんだな 」
魁里「 あ、あんたね ... 」
燈矢「 まあなんか云いたくなったら云えば( ガチャッ 」
魁里「 ! 」
燈矢「 後御前ん家冷蔵庫の中何もなさすぎ 」
燈矢「 食いモンくらいなんか買っとけ 」
魁里「 は !? 何勝手に開けてっ ... 」
バタンッッ
カンカンカンッ
魁里「 ... なんなの ... 」
魁里「 ! ... あれ、僕いつお鍋だし ___( カチャッ 」
魁里「 ! 」
魁里「 ... 卵がゆ ... 」
「 後御前ん家冷蔵庫の中何もなさすぎ 」
魁里「 ... カチャッ ... 」
魁里「 スッ ... パクッ 」
魁里「 モグッ ... 」
魁里「 ... ポロッ 」
魁里「 ... 美味しいっ ... 」
・
風雅「 ___ カタンッ 」
風雅( ... 昨日の泉 ... なんだったんだろう ... )
風雅( 明らかにおかしかったよな ... )
氷斗「 夜月くんっ ! おはよっ ! 」
風雅「 どわっ !?!?!? い、泉っ !?!?!?( ガンッ 」
氷斗「 はーい、泉でぇーす 」
氷斗「 てゆーか何ぼーっとしてんの ? HR遅れちゃうよ ? 」
風雅「 ... 」
氷斗「 カタンッ 」
風雅「 ... い、泉、その ... 昨日のことなんだけど ... 」
氷斗「 ... 」
氷斗「 夜月くんはさぁ、吹奏楽部の皆のこと " 大事な仲間 " って
云ってたけど 」
氷斗「 その中の誰かが皆のこと騙してたとしても ... 同じことが言えるの ? 」
風雅「 ... え、なにそれどういう ... 」
氷斗「 じゃ、また後でね 」
氷斗「 今日の部活、楽しみにしてる 」
氷斗「 タッタッ 」
風雅「 ... 」
風雅( ... 泉が何考えてるのか、まだよく判らないけど )
バタンッ
風雅( 見失わないようにしなきゃ、大事なことを )
・
魁里「 ___ ... 」
「 云いたくなったら云えば 」
魁里「 ... ガチャッ 」
« おまけ »
燈矢「 桃亜 ... 狼架 ... 兎衣 ... 」
桃亜「 うお、どした顔赤いぞ 」
狼架「 何、なんか進展あったん ? 」
桃亜「 ... 嗚呼、キューピッドってそういう ... 」
兎衣「 やっと判ったの 」
燈矢「 ... 家族以外の前でふつーの口調にしちゃった ... 」
桃亜「 ... え、何、それで照れてんの ? 」
兎衣「 そーいえば燈矢って昔から寝起き江戸っ子口調外れてるよね 」
狼架「 へー、そーなの 」
燈矢「 よりにもよって七瀬の前で ... 」
燈矢、七瀬の前で江戸っ子口調を外してしまい
ガチ照れしていた
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