♯ 34

1/1

9人が本棚に入れています
本棚に追加
/65ページ

♯ 34

« 中間試験 結果発表の日 » in 合奏室 詩「 っしゃー !!!!! 乗り切ったぁぁぁぁぁ !!!!! 」 詩「 ってえぇっ !?!? 兎衣70点台ある !?!? 」 伊那「 わお、天才 」 兎衣「 まあこんなもんよ 」 伊那「 桃亜様々、燈矢様々だねぇ 」 詩「 ろかも見せてよ !!!! 」 狼架「 ... ペラッ 」 " トリプル30点 " 詩「 お、おう ... 此れは此れですげぇな ... 」 兎衣「 わお ... 」 伊那「 狼架俺達より阿呆だったんだねぇ ~ 」 狼架「 💢 」 ゴンッッッ 「「 ~ っ !!!! 」」 狼架「 余計な点は取らねぇ主義なんだよ !!!!! 」 詩「 俺何も云ってないのに ~ !!!! 」 兎衣「 よかった殴られなかった 」 狼架「 兎衣を殴る莫迦はおらん 」 伊那「 差別だ差別 」 風雅「 まあ、何はともあれ皆無事赤点回避出来てよかった 」 風雅「 今日からまた合奏頑張ろう 」 風雅「 合奏が仕上がったら次は関東・中国吹奏楽祭 」 風雅「 このメンバーで初めての大会だよ 」 「「 ! 」」 悠「 なーんだ、御前等全員テストセーフだったのか 」 狼架「 げぇっ !!! 」 氷斗「 ! 悠ちゃん ! 」 悠「 おー泉 」 狼架「 悠ちゃん ... ? 」 氷斗「 うん、花咲悠 。選択授業で教わってんだよね俺 」 氷斗「 へー、顧問なんだ ? 」 狼架「 ゆう ... 」 ((( 似合わねー ... ))) 狼架「 女だったのか御前 」 悠「 ははっ、狼架ちゃんって本当に阿呆の子なんだな 」 狼架「 カチンッ 」 狼架「 てめぇっ ...( ガッ 」 羅夢「 落ち着け狼架 !!! 流石にセンセーはやばいっ !!!! 」 狼架「 ジタバタッ 」 悠「 泉も吹奏楽部で腰落ち着けたんだな、よかったよかった 」 悠「 中々やるじゃん、夜月も 」 風雅「 部に何か用ですか 」 悠「 何って ... 一応顧問だし、ちょくちょく見に来るっつったろ 」 悠「 あんまサボってっと教頭に怒られるし 」 悠「 ま、テキトーに見てっから 気にせずやってくれ( ドカッ 」 風雅「 はぁ ... ? 」 魁里「 ... 」 「 1人レベル違うだろ 」 魁里「 先生は何か音楽の経験があるんですか ? 」 悠「 ... 否、何も ? 」 魁里「 ... 」 風雅「 七瀬、部活始めよう 」 伊那「 てゆーか一寸間空いちゃったから、色々忘れちゃってるかも 」 詩「 もう吹ける気しねぇ ... 」 燈矢「 フルートってどんなだったっけ( パラッ 」 狼架「 ... 」 「 ゴールなんかないよ、人間と同じ 」 「 理解したいならひたすら向き合うしかない 」 狼架( 曲と向き合う ... そーいや全然判んねーままだった ) 狼架( ... そもそも向き合うってなんだ ? 人間と同じ ... 同じ ... ?? ) 狼架「 だーくっっそ !!!! 意味判んねぇ !!!! やっぱ俺は感覚派だ !!!!!( ゴンッ 」 燈矢「 何意味判んないこと叫んでるでさァ ... 」 魁里「 莫迦なの ... ? 」 狼架「 チラッ 」 魁里「 ? 」 狼架「 ___ ... 」 魁里「 な、何 」 狼架「 俺 御前のサックス聞いてみてぇんだけど 」 魁里「 ... え 」 狼架「 御前サックスも吹けるんだろ ? だから少し参考程度に 」 狼架「 曲と向き合えって云われてもイマイチ判んねぇし、御前のサックス     聞いたらなんか判る気がする 」 狼架「 ___ つか 」 狼架「 一度ちゃんと目の前で、七瀬の音聞きたい 」 魁里「 ! 」 狼架「 木漏れ日とか ソロパートあったけどなんだかんだ俺等と合わせてる     とこあっただろーし 」 狼架「 そーいうんじゃなくて 」 狼架「 全力で曲と向き合った、本気の音 」 魁里「 ! 」 悠「 ... 」 羅夢「 ... 何それ俺も聞きたい !!!! 」 詩「 七瀬さんのサックスとかどんな音なんだろー !?!? 」 魁里「 っ ... 」 「 貴方のトランペットはまるで凶器だわ 」 魁里( サックスを演奏しても ... 凶器みたいになるんじゃ ... ) 魁里「 チラッ 」 狼架「 ... 」 狼架「 ___ 」 魁里「 !! 」 魁里「 スッ 」 魁里「 ストンッ 」 魁里「 センパイ、代わりのマウスピースあります ? 」 風雅「 あ、うん 」 風雅「 はい 」 魁里「 ありがとうございます 」 魁里「 ひょーとセンパイ、楽器借りますね 」 氷斗「 ん 」 魁里「 ... 」 魁里「 ... スッ 」 ... サァッッ バーッパラッパー バラッパー ... 🎶 「「 ... 」」 パラッパッパラッパラッパ 「「 !!! 」」 パラリラバッバッリラッパラッ 狼架「 ... ドッ ... ドッ ... 」 ___ 曲に 明確なゴールなんてない けど仮に、このサックスにゴールを作るなら 狼架「 ドッッ ... 」 それはきっと ___ NEXT ↪
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加