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♯ 5

「 残ってるもんがあるなら守りたい 」

＿＿＿＿そう云って、神楽と宵宮が吹奏楽部に入部し

ひとまず部は落ち着いたかのように見えていた＿＿＿＿ ...

・

狼架「 いーかそこそこイケメン !!! ぜってぇ他の部なんかに負けんなよ !!!! 」

神楽の騒動から一夜明け、今日は新入生向けの部活発表です

風雅「 い、いやあの ... 部活発表は別に勝ち負けとかな ... 」

兎衣「 えーだって部員5人居なきゃ体部なんでしょー ? 」

狼架「 そうだ !!! 新入生争奪戦だろ !?!? 」

狼架「 他を蹴散らせ !!!! 部員かき集めろ !!!! 」

風雅「 け、蹴散らすて ... 」

兎衣「 それに風雅くーん ... 俺狼架泣かせたの許してないから ... 」

兎衣「 失敗したらタダじゃおかないよッ（ﾆｺｯ 」

風雅（ うッ ... プレッシャーがッ ... ）

狼架「 ! ... 」

狼架「 ... ｼﾞｰｯ 」

・

「 新入生の皆さん !! ご入学おめでとうございまーす !!! 」

「 部活発表一発目は軽音部より、若者に人気沸騰中の
　 « コミカルズ »を演奏していただきます !!! 」

桃亜「 センパイ大丈夫そうやった ? 」

狼架「 おう 」

兎衣「 狼架の励ましに涙してたよ ... 」

桃亜「 ほんまかよ 」

~ 🎶

狼架「 にしてもなんだ此奴等の演奏 ... なんか音すげー気持ち悪くね ? 」

兎衣「 ほんとそれ ... 吐き気がする ... 」

桃亜「 そうかぁ ? 」

狼架「 見ろ鳥肌たってる 」

桃亜「 御前普段自作曲ばっか吹いて音楽聞かないからやないの ? 」

~ 🎶🎶

「 ... ひっどいチューニング 」

ｶｻｯ

" 七部目 吹奏楽部 "

「 .... 」

・

風雅（ あ"ぁ" ~ ッ !!!! ）

風雅（ 神楽のことで頭いっぱいだったけど ... 俺1人で演奏するのとか
　　　 初めてなんだったよ ... ）

風雅（ どうしよう途中で止まったら ... もし去年のセンパイ達みたいに
　　　 楽器壊れちゃったら ... ）

風雅（ まあ普通は楽器壊れることなんてないんだけど ... ）

＿＿＿＿＿「 風雅はいつも背負いすぎ !!! 」

「 一生懸命練習して本番でミスっちゃっても、そりゃしょうがないって !! 」

「 舞台ってのは今まで頑張ってきたジブンへの御褒美だよ !!! 」

「 思いっきり楽しもう ? 」

風雅「 ... ｷﾞｭｳｯ 」

・

「 えーでは続きまして、吹奏楽部の紹介です 」

狼架「 ｽﾔｧｯ ... ﾊｯ !!! 」

桃亜「 御前なぁ ... 」

兎衣「 え ? もう吹部 ? 」

兎衣「 音ゲーしてて聞いてなかったわ 」

桃亜「 ... はぁッ 」

風雅『 みッ、皆さんはじめまッ ... ひゅいッ ... 吹奏楽部ですッ !!! 」

狼架「 ... 大丈夫かよ彼奴 ... 」

兎衣「 かみっかみだねぇ ~ ... 」

桃亜「 あはは ... 」

風雅『 吹奏楽部はトランペット等の楽器を演奏する部で＿＿＿ 』

風雅『 今日はトランペット協奏曲・フンメルを演奏します 』

狼架「 彼奴トランペットだったのか 」

兎衣「 それぐらいは知っときなよ 」

桃亜「 でも引っ込み思案な彼奴がトランペットって以外やな 」

風雅『 興味を持ってもらえたら、いつでも見学に来てください !! 』

風雅「 ... ふぅ ... 」

風雅（ 大丈夫 ... 大丈夫 ... ）

... ~ 🎶

狼架「 ... へー、中々上手いんだな彼奴 」

兎衣「 そりゃまあ上手くなきゃ、ぶちょーなんだし 」

桃亜「 ... やば、眠くなってきてもた 」

狼架「 ざけんなよ 」

狼架「 ... 」

「 ねぇ次のさー 」「 えーまじで !?!? 」「 あっはっっはｗｗｗ 」
「 そう、んでー 」「 なあなあこの前の 」「 うっそすご !! 」「 でしょーｗ 」
「 ねーなに入るー ? 」「 でさー ｗ 」

狼架「 ッ ... 」

桃亜「 狼架、狼架 ? 」

狼架「 う"るっせぇんだよ聞こえねぇだろうが !!!!!（ﾄﾞﾝｯ 」

ｼｰﾝ ...

桃亜「 こんの莫迦ッ ... 」

兎衣「 あー ... 好きだなぁ ... 」

桃亜「 御前は何を云ってるんやッ ... 」

風雅「 あは ... 」

風雅（ か、神楽 ... そして何故止めないんだ宵宮 ... ）

風雅（ 俺 ... ）

ほんとにあの二人とやっていけるのかな ...

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