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交流分析2
では、前回の続きです!
前ページのエゴグラムの数値を別の表に入れてから、今度はOK図表というのを作ります。
縦軸が【あなたはOK or あなたはOKじゃない】
横軸が【私はOK or 私はOKじゃない】
になります。
私はこの時、なんとか「私はOK あなたもOK」の位置に居ました😅四角の斜線を引いたところが私のOK図表です。
これは日によって位置が変わったりします。
それこそ、高潮と低潮でも違って来ます。
因みに、私は低潮時「私はOKじゃない あなたはOK」の位置になりました!
それとか、ちょっと前に嫌な出来事があったりすると変わってくると思います。
と、言うわけで、このOK図表の何が大事かと言うと、OK図表の右上以外の位置になると、心理ゲームの仕掛人又はカモになりやすくなるんです。
心理ゲームとは何かというと、即ち死ゲームです。
自分か相手、又はどちらも、気分の悪い状態にしてしまうコミュニケーションのことです。
例えば、【私はOKじゃない あなたはOK】の位置にいる人は、よく「はい、でも……」ゲームを仕掛けやすいです。
「はい、でも……」ゲームとは、人に相談して、アドバイスをもらうと、
仕掛人:「はい。そうですね。私もそう思って、やってみたんです。でも、上手くいかなくて……」
カモ:「そうだったんだ。じゃあ、またの機会にしたらどうかな?」
仕掛人:「はい。でも、やっぱりこういうことは、早く出来た方がいいと思うんです。あなたはいつも上手に出来るけど、でも、私はいつも初動が遅くて、とうしてもタイミングを逃しちゃうんです……」
カモ:「そうかなあ~?ちょっとくらいならそんな気にしなくても大丈夫だよ」
仕掛人:「はい、でも……そんなことを言ってたら、ずっと出来ないと思うし……」
ってな感じで、延々と「はい、でも……」を続けていき、相手にも「じゃあ、どうすればいいんだよ?」というモヤモヤした気持ちにさせてしまう心理ゲームです。
これは仕掛人が【私はOKじゃない あなたはOK】でしょ!って事を証明するかのような会話をして【やっぱり、そうだった】って事をつい確認しちゃうんだそうです。
こういったゲームのパターンが交流分析では400種類以上あるんだそうですよ😅
つまり、生きていれば誰でもやっていることですので、「あー!私もそれやっちゃってる💦」と過度に思うことはないんですが、やはり、頻繁に行われていると、自他を追い詰め、気分がずっと晴れない事になりますので、自分がOK図表のどの位置に居るのか少しでも考えられると、ゲームに気付く頻度が上がるので、仕掛人やカモになることも減るし、ゲームを途中で止めることも出来ます☺️
だから、いつも自分を責めがちな人は、ひょっとしたら、この心理ゲームを仕掛けられて、そう思わされているだけかもしれませんし、
いつもイライラする人は、ひょっとしたら、私はOKポジションにずっと居続けて、相手はOKじゃない、と決めつけているだけかもしれません。
自分を肯定することも大事。
相手を肯定することも大事。
ちょっとズレてるな~、心理ゲームになっちゃってるなあ~と思ったら、先ずは時間を空けましょう。
「その話、今じゃなくて後でしよう」
それか、
「ああ、今、ゲームに陥ってるなあ」と気付くだけでも結構変われると思います😊
では、次回は我が家で起こっている心理ゲームの数々を出していきましょうかね😅
えー!?なにそれ?!と思うのか?
わー!うちもよくやってるー!と思うのか?
ゲームはあちこちで展開されているのですよ。それを知るのも、やはり自他をよく知り、適切な対応へと向かう一歩になれるかな?と思います。
(2024年5月29日)
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