この海に破戒の歌声を
3/31
読書設定
目次
前へ
/
31ページ
次へ
「何⋯⋯してるの?」 彼女は構わず歌い続けた。ポニーテールがわずかに揺れる。 「歌、歌ったらだめだよ」今度は少し強めに言い放った。 すると、ようやく彼女は歌うのを止め、こちらを見た。「雨音でバレないと思ったのに」 誰かにバレたらどうするの、と呆れたように言い、僕は床に転がっているバケツやロープを避けながら、隣にあったもう一つの椅子に座る。 「もうバレてる」笑いを含ませながら、彼女は僕を指差した。
/
31ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
62(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!