二酸化炭素続き

1/1
前へ
/14ページ
次へ

二酸化炭素続き

 ところで本当に地球温暖化は不幸なことなのだろうか?    恐竜が最も繁栄したジュラ紀は、今からおよそ2億年前から1億4000万年前。  今より気温が高く、北極圏の近くでも平均気温が15度くらいだったといわれている。  気候が温暖だった原因は、活発な火山活動にあった。火山活動によって、大気中の二酸化炭素濃度は、現在の20倍にまで達していた。  その結果、大量の二酸化炭素が熱を閉じ込め、地球の平均気温は現在より10度以上も高かったと考えられる。  ジュラ紀の温暖な気候が植物を育んだことで、植物を食べる恐竜が増え、恐竜たちの繁栄につながった。  では、本当に地球温暖化の原因がCO2なのか考てみる。  中世は温暖な時代で極寒のグリーンランドででも農耕ができたそうだし、17世紀にはテムズ河が凍ってスケートが出来るくらいに寒冷化したことが絵画に記録されている。  日本では縄文時代は今より2°C高く (50°Cは最高気温)海面は4m高かったそうだ。  今は寒い東北地方でも食料が豊富に採れたので、縄文文化は1200年も続いたのだと思われる。  直近では世界大戦のあと1940年から1980年まで世界のCO2排出量は飛躍的に増えたが平均気温は下がっている。  恐竜時代のCO2濃度は今より40倍も多かったそうだが、実際平均気温は3℃しか高くなかった。  計算式では400℃になるはずなので、今の計算方法が間違っている証拠である。  このようにCO2に関係ないところで地球の温暖化、寒冷化は起こっている……  よくいわれているCO2と温暖化の関係は、温暖化によって海水温が上がる。それによって海水からのCO2放出が多くなるという結果をみているのだと思われる。  サイダーを温めるとCO2気泡がどっと出てくるような。  それではなぜ温暖化しているのかといえばよくわからない。何らかの地球、天体現象によって起こっている可能性が大だ。  地球の公転軌道は必ずしもいつも同じ形の真円を描いていないし、地軸も微妙にずれが生じる。  また太陽の活動によっても宇宙線が影響を受け、地殻変動や気候変動を起こすということも明らかにありつつある。  この100年間、太陽の黒点数が減っていて太陽活動の低下が心配されており、2030年には寒冷化が始まるという予想をしている学者も多くいる。  太陽黒点と地球の気温との関係は置くとしても、2010年代以降、世界各地で異常気象による災害が相次いでいるのは確かである。  日本では台風や大雨による被害が多発しているが、米国や欧州でも同様である。  地球温暖化が原因である、とする声も大きくなっているが、直近の自然災害が多発している直接の原因は偏西風の蛇行である。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加