2 魔法学園

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 2ー12 朝立ち  僕は、テシガアラの寝ている横に潜り込んだ。  枕が一つしかないからといってテシガアラは、僕に腕枕してくれた。  「テシガアラは、ほんとに優しいね」  僕は、テシガアラの温もりに包まれて胸の高鳴りが止まらない。  どうしよう。  このどきどきがテシガアラに聞こえていたら。  僕たち、友だちなのに!  ふと気づくとテシガアラの寝息がきこえていた。  うん?  目を上げるとテシガアラが眠っているのが見えた。  もう、眠っちゃったの?  僕は、ほっと吐息を漏らした。  「なんだ、寝ちゃったのか・・」  僕だけがどきどきしてたんだ。  僕は、なんだか恥ずかしかった。  友だちと寝るだけなのに、こんなに意識してしまうなんて。  僕は、心の底まで男娼になってしまったのかもしれない。  僕は、うとうとしながら考えていた。  もし。  もしも、あんなことがなければ。  僕とテシガアラは。    「目が覚めた?」  耳元で声がして僕が目を開くとテシガアラの顔が目の前にあった。  「ふぁっ!?」  僕が驚いて飛び起きるとテシガアラがくすくすと笑った。  「元気そうだな、レリアス」  「えっ・・」  テシガアラが僕の腰の辺りを見ている?  「あっ!」  僕は、慌てて前を押さえた。  僕の高まりが頭をもたげていて。  僕は、シャツの前を押さえたまま言い訳をしていた。  「こ、これは、その」  僕は、なんとかごまかそうと必死で考えていた。  でも、テシガアラは、なんだか優しく僕に微笑んでくれた。  「大丈夫だって。俺もたまにあるんだ、朝立ち」  「そう、ひぁっ!?」  急にテシガアラが僕の股間へと手を伸ばしてきてシャツの前をめくった。  僕は、立ち上がったものを隠そうとしたけど、その手をテシガアラは、気で弾くと下履きを脱がせてきた。  「あっ!」  僕は、勢いよく立ち上がった自分のものを見て羞恥に顔が熱くなる。  「み、見ないで・・」  僕は、恥ずかしさに視線を反らした。  その隙にテシガアラがそこに手を伸ばしてくる。  「あっ!」  テシガアラがくちゅくちゅと僕のものを優しく擦り出す。  僕は、テシガアラを止めようとした。  「ダメ!そんな、ことしちゃ!」    
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