第七話

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陸「朝陽、医務室着いたから起きて〜。」  「ん"〜……」 陸「朝陽……俺部屋帰れないって。離して。」 「ん……やだ……行かないで。」 陸「あ!ちょっ……裾から手離せって。」 「おやすみ……陸。」 陸「も〜……横失礼するよ?おやすみ、朝陽。」  「朝陽〜起きて〜。朝だよ〜?」 「ん゙ぅ……?」 ぼやける目を擦りながら上半身を起こす。 「……陸か?おはよ……」 陸「おはよう。ちゃんと眠れた?」  「眠れたけど……なんでいるんだ?」 俺もだろうが、いつもの見た目とは寝癖が目立っている。それに、1人用ベットに男が2人も寝転がるのは正直狭い。今は2人で向かい合っているからまだいいが……。 陸「はぁ?覚えてねぇの?俺帰さなかったのお前じゃん。」 「ん〜?そんなこと言われても覚えてないからな。俺なんかしたか?」 陸「あぁ。まぁ、な。」 「んだよそれ〜。ま、いいや。そうだ、鏡持ってない?今日寝癖酷い日だわ。」 陸「どんな日だよ……はいこれ、好きに使って。」 「お!ありがと!助かる〜。……よっと。今日も綺麗に晴れたな!カーテン閉めるね。」 陸「わかったけど……もう歩いても平気なのか?」 「ん?痛いに決まってるだろ?てか昨日より痛いや。なんかズキズキする?って感じ。」 陸「それ駄目じゃね?って……朝陽、ここ座って。」
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