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なんだか眠れない
今夜は目が冴えている
窓から見える夜が
私に何かを魅せている
そんな気がしてならない
「ずっと一緒」
あれが本来の夜空なんだろうか
素足を闇夜に浸したら
水星が彗星を連れて
星がゆらゆら巡り回る
手を離せばそれっきり
なにもなかったみたいに
花びらが舞い
雨を担う
私には桜のように見えて
桃色がふと一色、夜空に足された
1Kずつ上がる
私もこの夜も
おしまいが分からなくなった
想い人同士
満たされ満たす
そんな月を
美しいと定義した世界のなか
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