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あの夜、寝る前に、部屋でアカリちゃんが僕に歌を歌ってくれたんです。
アカリちゃんの歌と僕の頭の中の音楽が重なって、そしたら自然と体が動いて、僕はアカリちゃんの手を引いて、あの場所に行きました。
5才の子1人じゃ戻って来れないような、奥の奥の方まで来て、そこに座らせました。
「ここで目を閉じてお迎えが来るまで待ってるんだよ。約束やぶったら、ママが悲しむよ」
って言いました。
アカリちゃん、
「うん」
てうなずいて目を閉じました。
僕はその間に1人で帰って、家で寝ました。
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