予想外な助っ人

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チイチイにやられたノフィンが項垂れている。 「チイチイ弟をこのままにしていいと言うのか?暴走しているのだぞ?」 「負けてまだそんな事言よるんかそれともそれともワイに負けたんがそんなに悔しいんか?」 チイチイ弟が足で踏んづける。 「ナリ坊ーーーーっ!」 ノフィンは生き絶えた。 「うわぁいやったIm No.1!」 チイチイ弟は決めポーズをする。 そんな時に甲高い声がした。 「チイチイママ!チイチイ弟!」 ナリ坊だ。チイチイ弟のガールフレンド。 「どうしたんナリ坊?」とチイチイ。 「どうしたもこうしたも無いよ。街は滅茶苦茶になって、お父さんが暴走を止めに行ってたんだけど…」 そしてそしてチイチイ弟が言う。 「あナリ坊!ナリ坊に良いものあげるわ」 「え?何かしら…」 ナリ坊は見る。 それはそれはノフィンだった。 チイチイ弟の脳内はナリ坊に感謝感激され惚れ直す事だろう。 「いやぁそんなに褒めるなよワイは当然の事をしたまで「なんて事してくれたのよ!」 予想外の反応をされチイチイ弟は戸惑う。 ナリ坊は涙をボロボロ流し絶叫していた。 「チイチイ弟の責任よ「だだだって…」 チイチイ弟は口籠るそのトドメにナリ坊は叫んだ。 「チイチイ弟なんか大っ嫌い!」 チイチイ弟は血反吐を吐く程のショックを受けた。 そのついでにチイチイ弟の何かがぷっつりと切れた。 「なんだとコラ!」 チイチイ弟はナリ坊に手をかける。 ナリ坊は月にまでぶっ飛ばされてしまい再び地上に落下してきた。 「うええええぇっ!?」 「いただきまぁす!パクっ」 なんとチイチイ弟はナリ坊をペロリと平らげてしまった。 「あー美味しい!腹一杯や!」 チイチイ弟は満足する。 「うっくっうふふっあははは!」 チイチイは笑い転げる。
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