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そしてそしてチイチイ父が踵を返し言う。
「行こうかチイチイ?」
「おとん待って!」
チイチイが何かに気づいたのかチイチイ父に知らせる。
「なんや?」
チイチイ父もそれを見て気づく。
チイチイ弟が何者かに抱き抱えられているのを。
それはそれは澄子だった。
「チイチイちゃんにチイチイ父これはどう言う事なの?」
澄子は問う。
「お婆ちゃんこれはな良かれと思ってやっているねん!」
チイチイがこう言う。
「そうや。地球が危ない。やからやからワイ達で地球を休ませる事にするんや」
次いでチイチイ父もこう言う。
「そうなの、それならしょうがないわね…」
澄子は帰って行った。
「澄子はん!おとんと姉ちゃんの言う事なんか信じたらあかん!こいつらは地球を「チイチイ弟!歳上の言う事が信じられないと言うの!?チイチイ父と姉ちゃんはとても良い子よアナタに嘘をつく訳ないじゃないの!」
チイチイ弟が弁明しようとするが澄子は一喝してしまう。
チイチイ弟は黙り込んでしまった。
「ほならやろうかチイチイ」
「うん」
そしてそしてチイチイ親子は準備に取り掛かる。
「畜生地球は終わるんか…」
チイチイ弟は失意の中で息絶えようとしていた。
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