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しかししかしチイチイ弟の姿が無い。
チイチイ父はどうしたと不審がる。
彼の姿が見当たらない。
チイチイ父は戸惑いを見せながら周囲を見渡す。
「逃げたんか…?」
「おとん危ない!」
そんな時いち早く気づいたチイチイが声をあげる。
「!?」
次の瞬間チイチイ弟がチイチイ父のすぐ頭上にいる事に気がつく。
「速い!?」
チイチイ父はチイチイ弟の動きの速さに困惑する。
「貰ったっ!」
チイチイ弟が手刀を放つ。
チイチイ父は腕をクロスに掲げてそれを防いだ。
そしてチイチイ父の足元が地面に食い込む。
それだけチイチイ弟のパワーがとんでもないのだ。
チイチイ弟はチイチイ父を地面に食い込ませんかの如く力一杯手刀を打ち付ける。
チイチイ父の頭が見えないほどまでに食い込まれた。
「次は姉ちゃんの番やで」
「とんでもない敵になってしまったわ…」
チイチイはチイチイ弟を前に慄く。
そんな時地面から土が舞い上がる。
その刹那ぶっとい腕が飛んできてチイチイ弟の足が掴まれる。
「おとん!?」とチイチイ。
チイチイ父は「青いな!まだまだあんさんは青いわ!!」と叫んでブラックホールにぶち込む。
「うわああああぁ!!」
チイチイ弟はブラックホールに吸い込まれていった。
「心配かけたなチイチイ…」
「おとん…」
チイチイ父は戦いが終わったとチイチイに優しく微笑む。
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