1人が本棚に入れています
本棚に追加
チイチイ弟は今年の春に高校生となった。
しかし相変わらずいじめられっ子でそのイジメもエスカレートしていく。
その次いでにチイチイやナリ坊もチイチイ弟を見限りはじめていた。
「うわあああぁんお姉ちゃああああぁん!!」
「オラオラオラオラ!!」
不良から蹴られまくるチイチイ弟。
周りは助けようとせず笑っている。
「わっはっは!」
「かわいそー♪」
可哀想と言う言葉もなんか見下しているようだった。
そしてそしてチャイムが鳴る。
「あやべ先公が来るぞ」
「チイチイ弟散らかったもん片付けとけよ」
チイチイ弟に命令だけして席に着く生徒。
「なんでワイばっかりいじめられるんや…」
チイチイ弟は悔しいが泣き寝入りするしかなかった。
そしてそしてーーー。
チイチイ弟はいじめられた傷心をナリ坊に癒してもらいに来た。
「ナリ坊ーーーーっ!」
ナリ坊のいるスイーツ城の寮に来てインターホンを鳴らすチイチイ弟。
ピンポーン♪
「おーいナリ坊どないしたんやー!?」
よく見ると誰のかわからない紳士用の革靴があった。
「このサイズはナリ坊のもんと違うな。誰のもんや?」
チイチイ弟は嫌な予感を覚える。
最初のコメントを投稿しよう!