白メガネ

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 え!保田さん俺と同じ年だったんだ!めちゃ若く見えますね、これはもう一軒行かないといけませんねと赤澤は頬を赤くしながら、最後のワインを一気に飲み干した。  「そーですねぇ!行きましょ行きましょ〜♪」  保田もかなり出来上がっており、次の店に行かない選択肢はなかった。  「よしじゃあ俺の家に行きましょう」  「え」  この近くですから、さぁさぁ、旨い酒があるんですよ、などと言う赤澤に、直前に行きましょ行きましょ〜♪っと口走っていた保田は断ることはできなかった。  赤澤はスマートに会計を済ませ、タクシーも店の前に呼んでいた。めちゃできるやつやん…と保田は驚きながらも、もう渡りに船だったことにする、そう考える!っと自分に言い聞かせて乗車した。
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