あなほりくまのこ

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 朝になると、肩に寒さを感じて起きた保田。布団を被っているが、上半身は裸だった。あれ?僕、服脱いだっけ?おかしいなっと布団の中を見てみると、え!?下も履いていない。  ふと、横を見てみると見慣れない白髪混じりのイカソーメン頭があった。あれ?赤澤さんも……ぜ、全裸!?  「え?え?どうゆうこと!?え?」  パニックになって布団から飛び起きた保田をよそに、おう、おはよ、と声をかけた産まれたままの姿の赤澤ひろし40歳。  「なんで僕たち裸なんですか?並んで寝てたし…」  「え?俺たち結ばれたんだよ。育ちゃん俺のピーをピーして自分のお尻にピーして腰を動かしてピーしてたんだよ」  保田育(やすだ いく)40歳。そう言われてみたらお尻の穴に違和感があった。  マジかよ…全然覚えてない。頭が痛い。お尻も痛い。保田は深呼吸して語りかける。  「あの、とりあえずのお願いなんですが、今回のことは我々の秘密ということで。私達は他人ですし、もうプライベートでは関わらない方がお互いの迷惑になら  」  「いや!それはできない相談だ。」 赤澤は保田の言葉を遮って伝える。
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