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「タクマ」
「あ?」
「もし、万が一にでも、サナと付き合う事があったら、プラトニックで頼む」
3人の視線が痛ぇ。
柄じゃねぇのは、百も承知だっ。
けど、イヤなモンは、イヤなんだから仕方ねぇだろ。
「いや、すでにヤってんだろ、タクマ達」
「コウ、はっきり言葉にすんな、分かってても、分かりたくねぇんだよ兄貴は、なっ?シーくんっ」
「ソウタさん、それ呼びしていいの、サナだけだから」
「分かるっ、分かるよっ!シーくんっ、その気持ち」
「だーかーらーっ、呼ぶなって!」
いらねぇって拒絶されて、それでも”シーくん”って、呼んでくれる事で期待しちゃダメか?
また、昔みたいに戻れるって、都合のいい期待をしちゃダメか?
サナ…もし本当に、お前が人殺しでも、俺はサナを手放せない。
俺が代わりに捕まってもいい。
それぐらい、大事だよ。サナ。
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