2.Guys

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「シグレ…考えたけど、やっぱ無理だ」 「なにがだよ」 「プラトニックってやつ、サナが隣にいたら、手ぇ出す自信しかねぇ。つうかさ、俺…サナにしか勃たねぇ体になった」 「・・・は?」 「試せば勃つかもしんねぇけど、その気になんねぇんだよ。他の女とか、どーでもいい、体力と時間の無駄としか思えねぇ」 「ぜってぇ、てめぇとは、付き合わせねぇっ!」 真面目な顔で、ナニ語ってくれてんだコイツ。 そしたら、あんなコトやらこんなコトを、全部サナとスるって事だろうが。 「拒絶されたクセに」 「てめぇもな」 「シーくんなんか、いらないって、言われたクセに」 「てめぇは、バカって言われたクセに」 「抱きしめてぇなぁ、それだけも、満たされんだよ実のところ。猫みてぇに、俺の腕ん中で眠んの」 なんて顔してんだよ、てめぇのそんな顔、初めて見たっつうんだよ。 愛おしそうな顔して、思い出すように話すタクマは、本当に初めて見る顔をしていた。 「猫じゃねぇ、ウサちゃんだ」 「あ?」 「サナが1番似合うのは、うさ耳のパーカーだった」 「はぁ?」 ほれ見ろと、俺は、自慢気にスマホを掲げた。
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