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「マジ可愛いな」
「サッちゃん、お人形さんみたいだな」
「やべぇ、サナと俺の子供が女の子だったら、コレ生まれてくんじゃね?」
「「「作るなっ!」」」
「なぁシグレー、それくれよー。俺も待ち受けにしてぇ」
「やらねぇ、てめぇには、死んでもやらねぇ」
まだ、サナの目がキラキラしてる、俺はこんなサナしか知らない。
さっきの、光をなくしたような目をしたサナを、俺は知らずに過ごしていた。
一体、なにがあった?
なにがサナを、そんな風にした?
今度こそ、ずっと傍にいるから、俺にチャンスをくれないか?
「写真くれねぇなら、本物作る」
「・・・わーったよ、めんどくせぇ男だなぁっ」
「でも、そのうち、欲しい。」
「だから今、送ったって」
「違ぇよ、サナと俺の子。だから諦めねぇ、よろしくな、お義兄さん」
ジョーダン…じゃねぇか。
タクマが、細心の注意を払ってる事ぐらい、知ってる。
ゴムは毎回持参した物を使うし、ゴムを着けてても、中では出さない。
それでも100%じゃねぇだろうけど、確率はかなり下がる。
タクマが、子供が欲しいなんて思ってる、なんてのも初耳だ。
そんだけサナを……。
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