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<Takuma>
本気。
たぶん、初めてサナと話した時から惚れてた。
声を掛けたのは、興味本位。
誰の誘いも断る女、でも俺ならイケんじゃん?みたいな感じ。
けど。
一刀両断、「視界から消えて」まで言われた。
女から、そんな態度を取られたのなんて、ダチのセフレ?なんだか、隠してる女?なんだか、知らねぇタメの女に言われた限りだ。
その女だって、別に俺は言い寄ってねぇし、タイプでもねぇし、ヤりてぇなんて更々思った事のない女。
だからノーダメージ。
でもサナの時は、かなりダメージを食らった。
笑顔どころか、冷めた目で一瞬見られただけ。
たぶん、それにヤラれた。
顔は、もちろんドストライク。
すっげぇ美人で手足長くて、くびれててほっせぇのに、オッパイでけぇし。
ゴホンッ、そういうんじゃなくてだな。
笑顔が見てぇ、って思った。
コイツを笑顔にしてぇって、出来れば俺にだけ向けて欲しい、とさえ思った。
それから頑張ったよ?俺。
毎回、スッパリ切られてたけどな。
でもキターーーーっ!
しかもクリスマスイヴっ。
これは脈アリっしょ!
なーんて思ったら”恋愛なんか興味ない”ってよ。
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