2.Guys

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一回目が終わって、何て事ない会話、つうかタイゾウに説教される話しをしてたら、ふいにサナが笑った。 心臓を握られた感覚がして、この笑顔を独り占めしたくなった。 二回目を要求し、受け入れられて、結局その日、俺はサナを四回抱いた。 それでも、足りないくらいだ。 実年齢を聞いたら中学生だと分かり、ハタチは超えてねぇとは思ってたが、高3くらいかと思ってたからマジでヤベぇって思ったけど、もう引き返せなかった。 俺の女に…そう言って拒絶されて、離れて行かれるのが怖くて、言えず。 それでも、傍に置いておきたかった、接点を無くしたくない俺から出た言葉は”セフレ”だった。 そして、セフレになる提案をしたら、サナはOKし、その代わり。 セックスをするのは俺に家でだけ、外や俺の店で見かけても声を掛けない。 この2つを、約束させられた。 簡単だと思って。た 家でサナを独り占めできんなら、そんな約束なんか簡単だって。 なのに何だよ。 サナがうちのバーテンのカイトや、Club友達だかなんだか知んねぇ男と話してるとイラついて仕方ねぇ。 これが、嫉妬ってやつなのか? 俺を散々好きだの愛してるだの言ってた女が、あっさり他の男のモンになったって、何とも思わなかった、寧ろせいせいしたし。 ヤった女がダチや先輩と被ったって、何とも思わなかった。 なのに中坊相手に、何なんの、俺。 店で俺を誘ってきた女と、見せつけるように出て行っても、サナは一瞬、あの冷めた瞳で見るだけで、表情を変える事も目で追う事もしねぇ。 やっぱ、恋愛感情ってモンを持たれてねぇんだと、改めて実感する。
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