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愛撫もそこそこに、後から突かれ「ぁあ、いいぃっ」なんて言って、喘ぎまくってるけど、俺のナニは萎えてくる。
突っ込んだはいいが、イケる気がしねぇ。
サナは、俺以外ともヤってんだろうか……。
イラだちを抑えるためにヤってる事が、どんどん自分を追い込んでいく。
知らねぇ女とヤリながら、途中からは、サナを抱いてる時の事を思う。
するとモノは復活し、女は自分で俺が良くなったと勘違いして、上機嫌で、また喘ぐ。
もー、やめよう。
時間も気力も、体力も無駄だ。
つうか、こんなつまんねぇ事してたんだな、俺。
もう既に俺は、どっぷりサナに嵌っていた。
最初の頃より慣れたサナ。
それは俺が、そうした。と思う。
声も表情も、最初の時より艶っぽくなり、慣れてなかった時も、今も変わらず俺を狂わせる。
感じながら呼ぶ俺の名前。
もっともっと呼んで欲しい。俺だけを。
あんなに、じっくりたっぷり時間を掛けて、愛撫した女はサナだけだった。
サナの声を聞いていたい、名前を呼んで欲しい、俺がサナを乱してぇ、俺以外とはデキないようにしてぇ。
そんな欲望と、サナを味わい尽くしたい、っていう思いが愛撫の時間に比例した。
俺は、サナがーー本気で好きなんだ。
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