3.Crow

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「サっちゃんは、ダーメ」 「?」 「あいつ寝起き悪いからさ、何かあったら大変だし」 そうなんだ…。 寝起き悪いって、どんな、なんだろう。 タクマは私が起きると、すでに起きてるから、私がタクマを起こした事がない。 その前に、タクマが寝てるとこさえ見た事ない。 「ダレが寝起き悪いって?」 「ん?コウ」 「てめぇに起こされた、記憶なんかねぇけどな」 「そうだっけ?」 起きてきたコーは、こないだ見たコーと代わりなく、完璧な状態だった。 そして、私を横目でチラッと見て、アオの方に視線を向けて。 「朝勃ちしてても、サナに手なんか出さねぇよ、バカっ」 「そりゃ良かった」 アサダチ?って何だろう。 アオの袖をツンツンと引っ張って。 「アオ、アサダチってなに?」 「・・・えっ?、えーっと、タクマはシなかった?。お前、枯れてんのか?」 「あ?わざわざ、言った事ねぇだけだよ」 「サナに変なコト教えんなっ。サナ、知らなくていいコトだからな、記憶から消していいぞ」 「俺じゃねーじゃん、コウが悪ぃんだからなっ、おい、コウっ呑気にタバコなんて吸ってんじゃねぇ」 本当に、この4人は仲良しなんだっていうのが、伝わってくる。
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