また、最初から 1
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また、最初から 1
この曲、嫌いなんだ、と彼女は言った。 昔ね、この曲が好きで、歌ってたことがあるの。もう、歌うことはないけれど。 喫茶店で、談笑をしている最中のことだった。 それまで穏やかに微笑していた彼女の顔が、有線から曲が流れた瞬間に沈痛な面持ちへと変わり、雰囲気さえも暗くさせた。 僕はそれを、悲しく思った。
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