人生をがんばった山上さん

5/10
前へ
/10ページ
次へ
だけど…。 ありがたかったけれど…。 「僕は将来、静岡の両親と住みたいんだ。君なら一緒に住んでくれると思ったんだ」 「山上さんは、とっても良い方で、尊敬していますが、私は静岡には行けません。申し訳ありません」 そう言うと山上さんはある種、予想していたかのような表情で私にこう言った。 「そっかぁ…わかった…いきなり悪かったね。これからもこれに懲りずに変わらず接してね」 それからは、二度とそういうこともなく、いつもと変わらず活動をしていった。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加