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「ミルコ族は、自分のことは自分でやる。できないときは、他人に助けを求める。それがここでは当たり前だ」
アーネストが立ち上がると、オレリアも慌てて立ち上がった。
「これから風呂の用意をするんだ。お前はまだ、休んでいてもいい」
彼女はまた、ふるふると首を横に振った。だけど先ほどと違って、その目だけはまっすぐにアーネストを見ている。
「自分のことは自分でするのですよね? 浴室の準備の仕方。それを教えてください」
「わかった」
アーネストは相好を崩してから、オレリアを浴室へと案内した。
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