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この世界には他にもドラゴンや、妖怪なんかもいる、子供の頃はその事実にワクワクしていた、アニメや漫画の主人公に自分を投影し、妄想をしては公園で友達とチャンバラや相撲、おにごっこをしていた、しかし大人になっていくにつれ、ただただ現実に圧倒され、卑屈になっていくばかりであった。
すると、ピンポーーン。とベルが鳴った。夜十一時に、しかも二回も。
チッ、誰だよ、こんな夜に…常識ってのがねぇのか。
遠慮なしに、二回押したから、母さんか父さんかな。
剣河「鍵開いてるから、入っていいよ」
とドア越しでも聞こえるような声量で言うと。
ドアが開く音が聞こえた。
まぁ、一応、出迎えてやるか。と、窓を閉め、玄関に行くと。
そこには、見知らぬ女が立っていた。
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