プロローグ

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プロローグ

「汐見て、今、居る?」 「あ、えーと、ちょっとお待ちくださいね」  お昼時間に入ったばかりの開発部で、数少ない女性陣がにわかに沸きたった。 「……ね、ちょっと。あの人、営業の佐藤さんじゃないの?」 「うん……多分……」 「……やば……ほんとにイケメン……何、なんだって?」 「汐見さん、居るか?って」 「また汐見さん~?なんかさぁ…最近ずっと汐見さんと一緒じゃない?」 「……う~ん……まぁ……そうかなぁ?」 「忘年会からだよね?」 「そう、ですよね~……」
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