不幸せ

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不幸せ

「オラ!!この馬鹿!!はよ、やれや!!トロいんだよ!」 今日も怒られた。 私、佐久間りょうすけは、毎日怒られていた。 18歳まで、高校生だったが、高校でて、すぐに、就活した。 親とは、暮らさず、一人暮らしをしていた。 今の仕事は6年続けていた。 精肉加工工場に勤めていた。 私は、怒られながら、明日のことを考えていた。 どうすれば、社会に貢献できるかと。 24歳になり、そんなことを考えていた。 「……おい、聞いてるのか?この馬鹿!」  工場長、直々に叱られていた。 もう慣れた。そして、周りからも馬鹿にされていた。慣れとは恐ろしいな。 私は、どうも、普通の人と違うと考えていた。 周りの人間が嫌いだった。会話してもつまらない。 そして、一時間叱られ、職務に戻る。 豚を、加工していた。と言っても、そのままの姿ではなく、加工され、それを解凍し、肉をひき肉にしていた。 「………なんで、怒られるのかな?」 僕はボソッとつぶやく。 社会に貢献したい。 私は、選ばれた人間だ。 そう思い、職務を果たし、帰っていく。 アパートに帰り、服を着替える。 職場から、持って帰った、ナイロンエプロンを身に着け、そろそろ、食べ頃かな?と思い、肉切り包丁と糸ノコを取り出し、絶食、5日間かけた、獲物を解体することにした。 獲物は、動かない。死んだかな? 脈を測る。うん。脈アリだ。  「〜〜!!〜〜!?」 私は、にやりと笑い、思いっ切り、頭をトンカチで獲物を殴った。 綺麗な血がブシャと飛ぶ。 そして、脚立を取り出し、小さく抵抗する獲物を逆さまに吊るした。 私は、獲物に耳打ちをする。 「…………いただきます」 首を、ナイフで切る。 ブシャーと血のシャワーが出来た。下にタライを置いといて良かった。 獲物は、ビクッビクッ!!と数秒間動き、動かなくなる。 さぁ、解体の時間だ。 何時間、解体したか分からない。だが、食べられる部位と食べられない部位は、細かく分けた。 まだ、新鮮なので、焼き肉にすることにした。 どうも、深夜になってしまった。 「お腹空いたな」 そして、野菜無しの焼き肉にした。タレは、醤油だ。薬味はニンニク。 しばらく、食料は大丈夫。 残骸は、また、海に捨てればいいだろうと考える。
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